・なぜ再開発で地価が上がるのか
・麻布台ヒルズが街に与えたインパクト
・再開発が周辺地価を押し上げる仕組み
・今後注目の都心再開発プロジェクト
・再開発エリアを見るときの注意点

アナリスト
前回のトピックス記事では、2026年の東京の地価が5年連続で上昇していることをお伝えしました。その上昇を引っ張っている大きな要因のひとつが都心の再開発です。
麻布台ヒルズをはじめとする大規模再開発は、その街だけでなく、周辺エリアの地価まで大きく動かします。当サイトで分析した麻布十番や広尾も、こうした再開発の影響を受けているエリアです。
この記事では、再開発がなぜ地価を押し上げるのか、その仕組みと最新の動きを分かりやすく解説します。
💡 本記事は、公表されている再開発情報や地価データをもとにした一般的な解説です。個別物件の投資判断を目的とするものではありません。
なぜ再開発で地価が上がるのか
再開発が行われると、なぜその周辺の地価が上がるのでしょうか。理由はシンプルで、街の魅力と利便性が一気に高まるからです。
古い建物が建て替えられ、新しい商業施設・オフィス・住宅・緑地が生まれると、そのエリアに住みたい・働きたいという人が増えます。需要が増えれば、土地の価値も上がる。これが再開発と地価の基本的な関係です。
麻布台ヒルズが街に与えたインパクト
近年の再開発を象徴するのが、2023年11月に開業した「麻布台ヒルズ」です。森ビルが構想から約30年をかけて完成させた、約8.1ヘクタールの巨大複合施設です。
- オフィス・住宅・ホテル・商業・教育・医療が集まる複合施設
- 約8.1haの敷地に約24,000㎡の緑を配置
- 最上級住戸は数百億円ともいわれる超高級レジデンス
- 国内外の高級ブランドや話題の店舗が出店
- 脱炭素の街づくりで各種の賞を受賞
麻布台ヒルズの開業は、周辺の不動産価値を大きく押し上げました。超高級マンションの登場で、このエリア全体の「格」が一段上がり、隣接する麻布十番や虎ノ門などの相場にも影響を与えています。当サイトの麻布十番の分析でも、周辺再開発が資産価値を支える要因のひとつになっていました。

アナリスト
再開発が周辺地価を押し上げる仕組み
再開発が周辺の地価を上げるのには、いくつかの具体的なルートがあります。
再開発では駅の改良や地下通路の整備が同時に進むことが多く、周辺の交通利便性が向上します。アクセスの良さは地価に直結します。
新しい商業施設や飲食店ができることで、日常の暮らしやすさが向上します。買い物や外食の選択肢が増え、住みたい街としての評価が上がります。
話題の再開発は「憧れの街」というイメージを生みます。ブランド力が高まると、そのエリア全体の不動産に付加価値がつきます。
再開発では耐震性の高い建物や広場、貯留施設などが整備され、街全体の防災性が高まります。安全性の向上も価値を支える要素です。
今後注目の都心再開発プロジェクト
東京の再開発はまだ続きます。今後の地価に影響しそうな大型プロジェクトも進行中です。
- 六本木五丁目西地区(通称・第二六本木ヒルズ)の再開発
- 渋谷エリアの継続的な再開発(サクラステージ等)
- 虎ノ門・麻布台周辺の一体的なまちづくり
- 各主要駅周辺の再開発プロジェクト
特に六本木では、麻布台ヒルズに続く大型プロジェクトが動いており、竣工に向けた期待が周辺の不動産価格を押し上げています。再開発は「完成してから」だけでなく、「計画が発表された時点」から地価に影響し始めるのが特徴です。
再開発エリアを見るときの注意点
再開発は地価にプラスに働くことが多いですが、いくつか気をつけたい点もあります。
再開発への期待だけで価格が上がりすぎると、実際の完成後に「期待ほどではなかった」と調整が入る場合もあります。過熱感には注意が必要です。
再開発は長期にわたるため、計画の変更や工期の遅れが起こることもあります。「必ず予定通り完成する」とは限らない点は理解しておきましょう。
再開発の効果が及ぶのは、基本的にその周辺エリアです。少し離れると影響が薄いこともあるため、対象エリアとの距離感を確認しましょう。
📌 ポイント
再開発は強力な地価上昇要因ですが、「期待」と「実態」を分けて見ることが大切です。すでに価値のあるエリアの再開発ほど、効果が安定して続く傾向があります。
都心再開発と地価|まとめ
📌 この記事のまとめ
- 再開発は街の魅力と利便性を高め、地価を押し上げる
- 麻布台ヒルズは周辺エリアの価値を大きく引き上げた
- 地価上昇の仕組みは交通・利便性・ブランド・防災の4方向
- 六本木など今後の再開発も地価に影響する見込み
- 「期待の先行」や「計画変更」には注意が必要
再開発の動きを知っておくと、これから価値が上がりそうなエリアを見通すヒントになります。ただし大切なのは、再開発への期待だけでなく、そのエリアが本来持っている立地や資産性まで見極めることです。
当サイトの各エリア分析記事では、街ごとの資産価値を詳しく解説しています。再開発の影響を受けるエリアについても、ぜひ合わせてご覧ください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました🙇♀️
▼ 参照リンク(一次情報)
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免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資判断や不動産取引に関する助言を目的とするものではありません。掲載する再開発情報や地価の動向は公表資料に基づく参考情報であり、将来の価格や計画の実現を保証するものではありません。個別の不動産取引・投資については、宅地建物取引士等の専門家にご相談ください。


